肌汚すぎて留年したやつ私以外にもいる?
今はだいぶんマシになってるからこんな記事が書けるんだけどね。
当時は本当に酷かった。
ニキビが始まったのは高校生の時。
だけどこの頃は周りもみんな芋くさいし、頬に思春子ニキビある人も多かったし、田舎の方だからやる事といったら受験勉強くらいで、特におしゃれにも興味無かった。
だから、ニキビが酷いのは自覚してたけど別に気にしたことなかった。
この頃にやった治療はほんの数回だけ病院に行ったのと、後は市販のニキビ薬(硫黄系)を買って雑に塗ってた。ちなみに効果は全く無かった。
で、大学生になった。
受験勉強から解放されたおかげか、ここで一時的に少しだけ肌が綺麗になる。
入学時は初めて化粧もしてみたし、髪も染めて、オシャレもできて楽しかった。
酷くなり始めたのは2年生の中ごろだったと思う。
この頃は学生実験があってて、レポートの締め切りに追われる日々だった。
今思えばこの時の寝不足と不摂生がたたって元々ニキビ肌だったのが、さらに悪化してしまったんだと思う。
だけど、別に原因なんてどうでもよかった。
周りの子はどんどん化粧が上手くなって美人になっていく中で、何で私だけいつまでもニキビ気にしてファンデーションすら塗れないわけ?
女のニキビは化粧で誤魔化せるとか言うけど、そんなのは本当にニキビが酷い人には通用しないと思った。かさぶたのふちの部分にはよれたファンデーションが溜まって存在感を放つし、濃い色素沈着はファンデーションの奥から透けて逆に目立って見えるし、かといってあまりにもファンデーションを塗りたくるとさらにニキビが悪化する。一個や二個じゃない、ニキビの近くにまた別のニキビができて、それらが重なって凸凹になってニキビの数を数える事は出来なかった。
化粧水とか塗り薬とか試行錯誤してみても、当時はニキビについて何の知識もない状態だったから、付け焼き刃のやり方ではどうにもならず、余計に酷くなっただけだった。
一番嫌なのは段々性格が暗くなっていった事。
バイト代は全部化粧水代、薬代に消えた。
可愛い服なんて買ってる余裕なかった。
ダサい格好で人と関わりたくなくて、サークルにも顔を出さなくなった。
明日はもっと酷いニキビで大学に行かないといけないと思うと夜も眠れなかった。(当時はまだコロナが流行ってなかったから、夏にマスクで隠してたら変人扱いだった)
成人式の日なんか最悪だった。ニキビだらけの不細工が振り袖なんか着て馬鹿みたいだと思った。写真を撮られるのが嫌すぎて上手く笑えなかった。お母さんに頼んでアルバムは見えない所にしまってもらった。今日に至るまで見てない。ニキビ面で振り袖着てるのが惨めすぎて祖父母に顔を見せてあげられなかった。本当にごめんなさい。
まぁ、そんなこんなで半引きこもりになりました。
ニキビで顔が気になるようになってから、歯並びとか、笑い方とか、細かい事まで全てが気になるようになっちゃって、上手く人と関われなくなって、当然、学生実験なんかにはついていけなくなって、ある日うっかり寝坊しちゃって、それっきりです。
こんな話をしたところで、ニキビがひどくない人には多分わかってもらえないと思う。
ニキビくらい気にせず普通に人と接すれば良かったのにとか、ニキビくらい誰も気にしないよとか、色々言うんでしょ。
けど、そういうことじゃないから。
旅行に行ったり、美味しいもの食べたり、本来いろんな事に使えるはずだったお金と時間を全部ニキビのために使わないといけなかった。仮にニキビが治ったところで、やっと普通の人と同じ地点に立てただけで、何のプラスにもなっていない点がマジでくだらない。何だったんだよ、ここ数年。何も残ってないじゃんか。
性格悪いって思ったかもしれないけど、ニキビさえなければこんな事にはなってないから。
ニキビ無かったら能天気な高校の時の性格のまま、可愛くなるためのメイク研究とかして楽しく生きてたから。
あーあ。
一応大学には復学して、留年とか休学とか色々あったけど大学院まで行ってもうすぐ就職活動とかします。ニキビだらけの劣等種にしては上出来な人生だろ、と思ったので久しぶりに振り返ってみました。あと、ニキビはかなり治ってきて、今では化粧で誤魔化せば普通の肌に見えるようになりました。
今ニキビで悩んで学校とか行けてない人は、あんまり気に病まなくても大丈夫だよ。
留年も休学もした私でもなんとかやっていけてるんだから。
あと、勉強だけはやっといた方がいいと思います。
特にプログラミングとか最近はリモートバイトも多いから、勉強したら外出ないでやっていけるかもしれないよ。
あと、せっかくだからニキビ治すためにやった事を別の記事に書いておこうと思います。
ニキビ肌の人はすでに病院にも行ったり、自分でも試行錯誤してると思うけど、一応私の肌がまともになってきた方法なので参考程度になればと思います。